Canon EFレンズ TS-E90mm F2.8おすすめ度:
●アオリ機構を内蔵した90mm●自然なパースペクティブを活かし、多用途に対応 / 仕様■レンズ構成:5群6枚■撮影距離範囲:0.5m~∞■最大撮影倍率:0.293倍■フィルター径:58mm■最大径×長さ:φ73.6×88mm■質量:565g /
使い込むのはこれから
まだ、使い込んでいませんが、可能性にわくわくしています。
静止画撮影で、被写界深度の浅い映像が手に入り気に入っています。
次は、動画にチャレンジです。
いいレンズだけど値段が高い!値下げすればもっと売れる!
写真家本城直季さんのミニチュア風写真を、35ミリ一眼レフ/デジタル一眼レフで撮る場合、TS45ミリやTS25ミリ等と比較しての選択肢の一つです。APS-C規格のデジタル一眼レフで撮ったら望遠レンズ並みに写ってしまうのが難です。
展望室があるビル屋上から撮るには、このレンズが向いていると思います。残念ながらマニュアルフォーカスですが、EOS30Dのファインダーで覗いて操作しても、そんなに苦にはなりません。しかし、合焦させたい被写体のやや下に合焦している場合が多いので、慣れが必要でした。
普通にマクロや中望遠レンズとしても使えます。さほど重くなく、太い純正のズームレンズよりは、やや小型です。
なのに販売価格の高さにはあきれます。何の部品に手間暇かけてるか分かりませんが、発売時期と売り上げ本数との兼ね合いを考えれば、もっと価格を下げて、一般消費者に普及させるのが人道的です。
面を意識させる個性派レンズ
シフトとティルトができる個性派。通常は絞れば奥行きの広がる厚みを持った空間としてしかとらえない被写界深度を、一枚の板のように感じられるレンズです。本来であればアオリで被写界深度を化成での物撮り用のレンズなのですが、スナップで使っても楽しいものです。
ティルトするにしたがって、合焦している面が移り変わっていくのがファインダー上で確認できてそれだけでもなかなか楽しい。EFレンズなのにマニュアルフォーカスです。マニュアルでピントを合わせるのもいいですが、ティルトで焦点面を持っていくのもなかなか使い出があります。
通常のレンズではありえないボケの作りで幻想的な画面描写を狙えることもよいです。
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