Canon EFレンズ 70-300mm F4.5-5.6 DO IS USMおすすめ度:
新開発の「3積層型DOレンズ」採用で、小型化と高画質化を両立した高倍率望遠ズーム
コーティングやレンズ配置の最適化により、フレアを最小限にカット。リアフォーカス+リングUSMの採用により高速AFを実現した。また、シャッター速度約3段分の手ブレ補正機構の搭載や美しいボケ味を可能にする円形絞りの採用など、手持ち撮影の可能性を大きく広げるレンズとなっている。
DOレンズを受け入れるか、退けるか、それが問題
動物園にて初めて撮影した時、驚いた。
常用していたEF-S 17-85mm F4-5.6 IS USMと比べて、
20Dの小さな液晶でもはっきりわかるぐらい発色が奇麗だったからだ。
特に動物たちの毛や羽の色の微妙なトーンを描き分ける様は、「さすが、高い価格だけはあるな」と思った。
線のこまかい描写をするのに、柔らかい。
ただ、黒い猿のトーンは、さすがにつぶれがちだった。
AFはストレス無く、手ぶれ補正も超望遠なのに結構低速でも効く。
一発で気に入った。
逆光に弱いと聞いて、「そういえば、ハイライトがフレアーぽくなるかな」という気がして、飛行機を逆光で撮ってみても、そう悪いとは、思えなかった。
「点光源をまともに撮ると、色がにじむ」という指摘があるので、そこはチェックが必要だ。
日中、光が回っている時の街中のスナップでは、繊細で柔らかい描写で建物の質感や立体感を出し、
原色系の色は、クレヨンのような厚みのある発色をし、中間色では、パステルカラーを微細に描き出す。
色の引き出しが多いと感じる。
「これがDOレンズの特徴なのかな?」と思った。
人物撮影では、ほとんど短焦点端での撮影ですが、豊かなトーンを持つ発色と柔らかな描写で好印象。
その場の空気感がよく出る。
ボケが汚いという指摘があるが、ボケが奇麗に溶けていくと思った事はあっても、
汚いと感じた事は無かったので、この指摘は意外だった。
おまけでもらったメーカー販促用の小さなカメラバックに、17-85mmをつけた20Dと共に詰め込めるコンパクトさ。
よく比較されるEF70-200mm F4L IS USMの作例を見ていると、このDOレンズより黒い色のトーンの出し方が優れていてる。
さすが鉄板の70-200F4L。どんな時でも破綻の無い美しい描写をするので、他人には、こちらを一番に勧める。
他のレビューアの方が説明されているように、欠点も長所も DOレンズを使っているからこそ、その特徴として出たのだと思う。
欠点と長所を秤にかけて、よく吟味してほしい。
ただ、購入するのに頭を悩ます一番の問題は、その価格設定なのでしょうね。
小型ズームで運動会、サッカー大会などで活用できます
収納時の全長が短く取りまわしが楽です。
反面ズームリングがカメラ本体に近い為、ズーム操作は行い辛い所があります。
ズームリングも重いので被写体を追いかけながらズームを変更していくのは辛いかもしれません。(慣れだとは思います)
小学生のサッカー大会で使用していますが、横位置の撮影であれば、被写体へのズームも問題無い大きさにズームできます。縦位置での撮影では被写体がやや小さく感じるかもしれません。(400mmが欲しくなるかも)
このレンズのマイナス点として逆光時のフレアなどが取り沙汰されていますが、屋外でのスポーツ用で順光であれば無問題です。
撮影される絵は柔らかい温かみのある絵だと思います。
最大ズーム時はレンズがかなり長く出るので風などに煽られたりしないように一脚などを使用して安定を保つのが良いでしょう。
EOS40Dに付けて使用していますが、ISの効き具合、AFの速度は抜群です。
撮影者の技量を十分にカバーしてくれるでしょう。
このサイズで 300mm!
とにかくコンパクト。300mm望遠ズームとして驚きのサイズです。しかし、ズームリングは少し重く、そこに300mm望遠が凝縮されているように感じました。ズームリングを回転させるとき、私はレンズを移動方向に傾けるようにしています。つまり、望遠側に回すときは筒先を下げ、ワイド側に回すときは筒先を上げるという具合です。そうすればとても軽いです。(常識の技だったらごめんなさい。私が無知でした)
望遠ズームなので寄った絵が撮れるのは当たり前なのですが、何気ない被写体、たとえば空き缶とかティッシュ箱とか壁から飛び出しているボルトなど、日常に身の回りにあるものが綺麗な絵になってしまいます。不思議な魅力があります。
私は三脚&ストロボ無し室内撮影が多いのですが、このレンズは思ったよりも明るく、IS機能に頼らなくてもブレることは少ないです。ISは2モードで活躍の場も広いと思いますが今のところ機会が無く、モード2は試していません。
被写体に集中できる簡便な望遠レンズとしてとても気に入っていますが、ワイド側が 70mm(EOS 20D に付けた場合 112mm)なので、カメラに付たままの常用レンズとするにはちょっと無理でしょう。しかし、私の手持ち交換レンズの中では、最も使いたい1本となっています。
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