被写体をボケの中から浮かびあがらせる銘レンズ
きれいで上品なボケの中から、キリッと被写体を浮かびあがらせます。

ピントのあったところはあくまでもシャープに。それでいて立体感を損なわない上品さを持ち合わせています。

ポートレート、ペット、などある程度大きさのある被写体をある程度距離をとって撮る、こういう用途には最高にレンズではないでしょうか。


アルミの削りだして精密感があり、それでいてコンパクトなので、使い勝手が非常によいレンズと言えます。


現在、このFAリミテッドレンズは、ソフトで色収差や歪曲収差の補正ができます。

これはこのレンズの魅力を倍増させるものと言えます。

レンズは性能じゃない、味付けやセンスが重要である。
後ボケに緑色収差、前ボケにマゼンダ色収差が乗る。

しかしピントが来ている部分には全くそれが無い。

これがこのレンズの魅力の全てであると感じます。


この特定を念頭に置いて撮影すると恐ろしく素晴らしい描写を得られます。

なにも考えずに撮る場合は絞り気味にするとこのクセが出ません。

小型軽量な点といい、スナップやポートレートに素晴らし楽しみを与えてくれるまさに銘玉。

珠玉の一玉
女性的な描写とでも言いますか、コシはあるんですが非常に優しくまろやか、という一癖ありげな描写をします。このレンズの特徴はボケとグラデーションの遷移が非常に美しいことですね。あと、赤の発色が恐ろしく良いです。さすがに手の込んだ処理などがされているだけあって逆光にはすこぶる強く、特に半逆光の被写体に対しては即座に勝利宣言して良いでしょう。光の陰と陽が織り成す雰囲気そのものを写し込むことができます。